高崎市にある手打ちそば「舞鶴」のご主人である飯野さんとの出会いは10年近く前の2003年に遡ります。ガージェリーを発売してまだ間もない頃、飯野さんがバーテンダーをされていた東京の老舗有名バーでガージェリー・スタウトを取扱っていただいたのがきっかけでした。
えっ、そば屋じゃないの…と思われるでしょう。実は、飯野さんがそばに向かったのはそのお店を辞められてからのこと。しばらくして高崎でそば屋を開店されたと聞き、私もビックリしました。幸い高崎は、東京からガージェリー製造委託先がある新潟への途上にあります。これもガージェリーが取り持つ縁でしょうか。新潟へ行くついでに早速お訪ねし、2年ほど前からガージェリー23・ブラックをお取扱いいただくようになったのです。

そば打ちの真剣な目
普段はとてもにこやかな飯野さんですが、そば打ちの時だけはその目つきが変わります。先日訪問した時に、そば打ちの様子をすぐ近くで見せていただきました。上の写真は、そば生地をめん棒に巻きつけ、その状態を確認されているところ。声をかけるのもはばかれるような真剣な目をされています。
さらに、引き伸ばしたそば生地を軽やかなリズムで切り、それを慈しむように取り上げ、粉を払って仕上げます。北海道産のそば粉を使ったいわゆる“二八そば”です。

出来上がったそばはご覧の通り。きれいに箱に納められ、夜の出番を待つわけです。

営業は夜だけ – まずは酒を楽しみましょう
「舞鶴」さんの営業は夜だけです。バーテンダー出身のご主人に敬意を表し、まずはしっかりと酒を楽しみましょう。酒のつまみもしっかりと揃っています。そば屋ですが洋酒も充実していますから、幅広い酒飲みの要望をしっかりと受け止めてくれます。このあたりも元バーテンダーの面目躍如と言ったところでしょうか。
そして最後はもちろん、そばで締めます。この日は“もり”、“田舎そば”、“けし切り”の三色盛り。それぞれの風味、歯ごたえの違いを味わいました。

「舞鶴」さんの店内です。カウンターもゆったりしているので、グラス、つまみ、そばがずらりと並んでも大丈夫です。ゆっくり落ち着いて酒やそばを楽しめるのがいいですね。東京のバーでの出会いが高崎のそば屋でつながっているという不思議を感じながら、高崎の夜が更けていきました。

| 高崎 手打ちそば「舞鶴」 | |
|---|---|
| お取扱い | GARGERY23 |
| 営業時間 | 18:00~26:00 |
| 定休日 | 月曜日 |
| 住所 | 群馬県高崎市通町90-12 |
| 電話 | 0273-27-8771 |
| 最寄駅 | JR高崎線 高崎駅 |
| ≫ Googleマップで大きな地図を見る | |


